皮膚科に行くその前に② / 「髪」-化学的なブラシを木製に

つげ櫛 Ⓒmimic on skin

肌荒れのひどい時は、 目や耳、首など髪の毛の触れるところが荒れることが多い。 シャンプー剤を使っている人は、洗い上がりの髪から垂れた水が伝ったところもだ。 そこで、今日は髪の毛の手入れ道具について。 プラスチックなど化学的なブラシを使われている方、 正直私はお勧めしません。

 

男性は、ご存知がない方が多いと思いますが、 女性が顔に使う化粧用の筆などで化学繊維のものが少ないのは何故かご存知ですか? 実は、化学繊維製のものは、 手触りが柔らかくてふわふわの筆でも 刺激が強く、繰り返し使うことで顔に摩擦を与え、シミになる原因を作るといわれています。 (化学繊維素材でなくても、刺激を繰り返し与えると色素沈着し、シミになりやすくなるそう)

 

そのため、美容意識の高い女性陣は、 肌に負担の少ない天然毛の筆を選ぶのです。 ひるがえって、髪の毛のブラシはどうでしょう? わかりやすく肌の上にないからでしょうか?

かなりの人が化学的な物を使用しています。 何故なんでしょう? 肌の弱い私達、 化学物質でできたブラシが「頭皮に触れなければいい」と思う方 多いのでしょうか? ブラシが刺激を与えるものだとすると、 嫌ですよね。

 

頭皮がかぶれている時に、必要以上の刺激を与えているのだと考えてみてください。 「もうムリ!」と苦しんでいる人に更に負担を与えているようなものなんです。 調子が良くなるわけがありません。 その上、ブラシは肌に触れるだけではありません。

 

とかす度「毛髪にも」触れさせているのです。 刺激があるということは、 『ステロイド上げのその前に②「枝毛」』 でも申し上げたように。 その毛が触れる周囲の肌に被害を増殖させることでもあります。 また、 化学的なブラシは、「静電気」も起こします。 ブラッシングは、髪への摩擦を与える時間です。

 

私達の髪の毛が長ければ長いほど、 ブラシから発生する電気量も増えてゆきます。 冬場に静電気を持ったものに触れて 「バチッ」と痛い思いをした方もいらっしゃると思います。 あの帯電した髪の毛が、私たちの乾燥しやすい薄い肌に触れたらどうなるでしょう? 私達の肌に負担が増えると思いませんか?

 

だから、私は化学的なブラシをお勧めせず、天然のものをお勧めします。 天然ならば。。。ということでブタ毛ブラシも流行っているにはおりますが、 肌の弱い仲間の皆様には 毛同士を摩擦させる豚毛ではなく、 柘植など静電気の発生がより少ない木製の櫛の利用がお勧めです。

もしよろしければ、ぜひ試してみてください。

2015.06.23

時計好きな方のために生まれた。

MiMiC on Skin http://mimic-on-skin.shop-pro.jp